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平成28年度岡山県地域産業人材育成講座

印刷ページ表示 ページ番号:0473394 2016年5月26日更新経営支援課

岡山県地域産業人材育成講座

講座のねらい

 人口減少社会を克服し、活力のある地域の創生には、地域を支え雇用を守る中小企業・小規模事業者の持続的な成長・発展が必要です。
 この講座は、地域での経済の好循環を実現、継続するため、地域に対する思いの醸成と経営面の知識の習得により、地域産業の推進役となる人材を育成することを目的としています。

 ■「地域への思い」を醸成する
 ■「説得力」を手に入れる
 ■「同じ志をもつ者のネットワーク」つくる

講座の特徴

 地域産業振興の専門家がコーディネートする地域政策研究講座と、ビジネススクールで学ぶ経営知識の基礎のマネジメント講座を組み合わせて実施します。
(1)地域政策研究講座
  「思いの醸成や施策立案能力の向上」
(2)経営マネジメント講座
  「地域産業振興に必要な知識と経営センスの習得」

取組実績

開催日 テーマ ねらい 取組状況
第1回 5月20日 基調講演 全国の先進事例を学ぶことにより、地域産業おこしの重要性を理解する。

基調講演風景

 明星大学経済学部教授 関 満博氏による、「地域産業おこしと人材育成」と題した基調講演を実施し、地域産業振興にとって重要なものについて、具体的な事例に即したお話しをお聞きしました。

オリエンテーション 事業の趣旨、講座のねらいを理解し、講座への心構えを身につける。

自己紹介 

  オリエンテーションでは、講座の企画・運営を行う長崎利幸コーディネーターや株式会社グロービスから受講の心構えや講座の進め方等について説明がありました。

  また、受講者からは、1人3分程度で経歴や講座への期待など自己紹介をしていただきました。3分間は短いようで長く、受講生にとっては難しかったようです。

第2回 6月3日 クリティカルシンキング コミュニケーションや問題解決をするために必要な思考の肝を押さえ、自身のクセを認識する。

講座風景3

  経営マネジメント講座では、講師の問いかけに対し、グループ単位又は全員で議論して、経営知識の基礎を学びます。

第2回講座1

  受講生は後出ししてじゃんけんに負ける「後出しじゃんけん」をしました。今までに身につけていたことを変えることの難しさを実感しました。

講座風景2

  説得力のあるコミュニケーション力が必要であることから、ビジネスに必要な論理思考のためのフレームワークを学びました。

第3回 7月6日・7日

企業訪問の実践(宿泊研修)

浅口市・里庄町

地域に不可欠な企業等を訪問し、経営戦略、販路開拓の方法及び強み・弱み等を聞き出す行動力と能力を養う。

【1日目 里庄町】

産業紹介

   里庄町企画商工課 課長補佐 上杉 健文氏から、里庄町の産業振興の取組事例を分かりやすく御紹介いただきました。

講演風景

   里庄町総務課 主任 筒井 俊光氏から、産業振興にまつわる御自身の経験や熱い思いをお聞きしました。

【2日目 浅口市】

産業紹介

   浅口市産業振興課 係長 三宅 和伸氏から、浅口市各地の産業振興の取組内容について、詳しくお話ししていただきました。

発表風景1

発表風景2

発表風景3

発表風景4

   受講生は、4グループに分かれて2社を訪問し、聞き取った内容(企業の概要、経営戦略、強みや弱みなど)を発表しました。

 今回は、地域の産業振興を図るために不可欠な企業等への訪問の大切さやそのノウハウを学びました。

第4回 8月3日 経営戦略の基本概念 戦略思考のパターンを身につけるために、企業が持続的競争優位を構築する方法を考え抜き、経営戦略の要件や戦略分析・立案に必要となる思考プロセス・フレームワークを押さえる。

講座風景1

 「経営戦略とは何か?」、また、「経営戦略は何故必要なのか?」について、受講生全員で考えるなど、経営戦略の基礎を学びました。

講座風景3

  具体的な事例により、業界の魅力度を分析するためのフレームワークである「5F分析」、自社等がどのような経営環境に置かれているのかを分析するためのフレームワークである「3C分析」や、自社の付加価値を客観的に分析し、自社と競合との違いを体系的に比較するためのフレームワークである「バリュー・チェーン」による分析を行うなど、経営戦略を導き出す手法を学びました。

第5回 9月2日 マーケティングの基本概念 顧客視点の真の意味合いを理解し、お客様に「売る」のではなく、「買っていただける」仕組みを構築するために必要となる、「ものの見方」(フレームワーク)や定石、思考のプロセスを押さえる。

講座風景1

   「マーケティングとは何か?」から始まり、事例を通してマーケティング分析のフレームワークを学びました。

発表風景1

   具体的な事例により、フレームワークを利用して企業のマーケティング戦略について考察し、グループごとでディスカッション・発表を行いました。

第6回 10月7日 地域産業振興の実践力を学ぶ 自治体職員が実践する産業振興策に触れ、産業振興担当である当事者意識と地域活性化への関わり方を学ぶ。

講座

  八王子市都市緑化フェア推進室 課長補佐 柏田恆希氏による、「産業振興革命  ~地方公務員の「使命」~ 」を演題とした講演では、具体的な事例や経験を踏まえた産業振興への地方公務員としての関わり方や、産業人材の育成の大切さなど、産業振興のための取組や熱い思いを聞かせていただきました。

講座風景2

  座談会では、八王子市で取り組んでいる産業振興策や課題解決に向けた具体的な手法などについて、主に受講生からの質問に答える形式による説明が行われ、有意義な講座となりました。

発表風景

  受講生は、成果発表に向けてのテーマを発表し、事業実施に向けての具体策や課題について検討・再確認をしました。

第7回 11月4日 ビジネスモデルとアカウンティング 企業活動の結果としての財務諸表から企業の実態を読み解き、経営上の本質的な問題点に関する仮説を構築する力を高める。

講座風景1

  アカウンティングでは、使い手目線で財務諸表を捉えることが重要であり、貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L)、キャッシュフロー計算書(CF)の数値が示す意味などから、財務諸表分析の手法を学びました。

講座風景2

   財務諸表から企業の事業活動の変化を読み解き、班ごとに、企業の課題や業績向上に向けてのアドバイスについて話し合い、発表しました。

第8回 12月2日 事業革新の全体像 既存事業のビジネスモデルの変更を伴う戦略立案を遂行する上で、踏むべき思考プロセスや各プロセスにおける基本的な視点・考え方を押さえる。

講座風景1

   地域産業振興に当たり企業から求められる人材は何かを考察し、企業のビジネスモデルを理解する必要性を認識しました。

講座風景2

  事例から、「革新が実現できた鍵は何か?」、また、「環境変化への対応が遅れた理由は何か?」について考察し、事業革新の必要性を見極め、どのように実現していくのかという基本的な視点・考え方の手法を学びました。

第9回 1月20日 発表会 全講座を通して学んだ内容を活かし、それぞれの立場から提案する「中小企業支援策」あるいは「地域活性化策」を発表する。

講座風景1

1年間の研修の集大成として、受講生による成果の発表を行いました。

講座風景2

長崎コーディネーターから、受講生の発表及び講座全体の講評をしていただきました。