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土木職からのメッセージ
土木職の仕事
※以下の先輩職員の写真は新型コロナウイルス感染症が拡大する以前であるか、撮影時だけマスクを外したものです。
美作県民局建設部勝英地域工務課工務第三班 木代さん【平成29年度入庁】(R3年3月時点)
01現在の仕事内容
勝英地域の吉井川水系 富阪下川での通常砂防事業を担当しています。近年頻発する集中豪雨などにより、土石流被害が発生する危険性が高い渓流から、人家、指定避難所、道路などを保全するため、砂防堰堤及び渓流保全工を設置し、土石流被害の軽減を図ることを目的する事業です。
02事業のやりがい
日々の業務が、県民の生活を守ることに直結するということに対し、大きな責任とやりがいを感じます。
また、自分で発注した「机上の構造物」が「実際の構造物」となる様子を見られることも、やりがいの一つです。
03当該事業で得た経験
「机上」と「現場」に差異があり、現場作業において問題となることは多々あります。それに対し、上司、同僚はもちろんのこと、施工業者とも協議し、問題解決出来たことは、業務遂行のなかで自信に繋がる貴重な経験でした。
備中県民局建設部新見地域工務課工務第二班 安藤さん【平成29年度入庁】(R3年3月時点)
平成29年4月
備前県民局建設部工務第二課第一班
令和 2年4月
現所属
01現在の仕事内容
新見市旧阿哲郡4町における土木工事の調査、測量、設計、指導及び監督業務を担当しています。担当エリアでは、平成30年に発生した豪雨災害で被災した土木施設がたくさんあり、まだまだ復旧が完了していないため、いち早く復旧が完了するよう注力しています。
02仕事で印象に残っていること
入庁して2年目に発生した平成30年7月豪雨災害では、担当エリアであった岡山市東区を流れる一級河川砂川が破堤し甚大な被害を及ぼしました。まだ知識も経験も乏しい中、上司や先輩職員の方々と何度も現場に出向き、日焼けしたり泥だらけになったりしながら写真を撮り、様々な関係機関との調整を行いました。日々変わっていく災害対応の状況に苦慮しながら、課・班でチームとなって取り組んだのはとても大変な業務であったものの、やりがいがあり、大きな経験になりました。
03受験を考えている人へのメッセージ
土木職は主に道路や河川などの公共施設を作ったり直したりして、県民の方が安心・安全に暮らせるようにする仕事です。
普段何気なく目にしている道路などの公共施設でも、渋滞や交通事故が発生するなどの問題点があります。そういった問題点を解決するために私たちは仕事をしています。
自分が携わった現場は工事が完了した後もやはり気になりますし、何より愛着がわいてきます。
この仕事は岡山県内様々な箇所で公共施設の新設や維持管理の業務に携わることができ、岡山県が好きな方はより一層愛着を持てるようになると思います。
備前県民局建設部東備地域工務課 中田さん【入庁4年目(R2年6月時点)】
私は今年度初めての転勤で、東備地域事務所地域工務課に配属され、備前市と和気町の公共工事の計画・設計・発注・監督を担当しています。以前は、勝英地域事務所に所属しており、美作市と西粟倉村の公共工事を担当していました。
公共工事といっても具体的にどのようなものかといいますと、「道路、河川、海岸、港湾、漁港、砂防設備」など工事の内容は多岐にわたり、幅広い業務に携わることができるのが、岡山県の「土木職」の魅力だと思っています。
岡山県では、数年ごとに異動(転勤)があり、今年から新しい職場で勤務しているのですが、同じように見える道路や河川だとしても、県北部と県南部では現場条件も変わり、それぞれの地域の特性に合わせて工事を実施していく必要性を感じており、学ぶことも多く、新鮮な気持ちで日々の業務に取り組むことができています。
工事の計画から監督までを通して、コンサルタントや請負業者との打合せ、市町村や地元の方との調整など進めながら完成した現場を見ると、大きな達成感を感じられ、とてもやりがいのある仕事です。
興味を持たれた皆さん、ぜひ岡山県の「土木職」で一緒に仕事してみませんか!
備前県民局建設部河川激甚災害対策班 狩屋さん【入庁14年目(R2年3月時点)】
私は現在、平成30年7月豪雨により甚大な浸水被害が発生した一級河川砂川の、堤防の整備や補強などを行っています。測量・調査・設計~用地買収~工事に至るまで、土木工事にかかる一連の業務を担っており、豪雨災害からの復旧という住民生活に直結する業務にやりがいをもって日々取り組んでいます。
土木職といえば公共工事、公共工事といえば「不要な工事が多い」と思われがちですが、必要な公共工事はたくさんありますし、自分が担当した道路・河川などが形となって残る、大変魅力ある仕事です。
また、本県では、平成30年7月豪雨災害からの復興途上であり、土木職員の果たす役割はこれまで以上に大きなものとなっています。豪雨災害からの復興に皆さんの力を貸してください!
土木部道路整備課 六名さん 【入庁7年目(R元年6月時点)】
私が岡山県庁を志望したのは、当時在籍していた大学院での研究にあたり、県職員の方々と共同で一つのプロジェクトの進行に携わったことがきっかけでした。県全体へ影響がある大きな仕事にやりがいを感じ、今度は県の担当として事業に携わりたいと思い、岡山県へ入庁しました。
入庁1年目に初めて担当したのは、幅3メートル程の小さな川に堆積した土砂を撤去する工事でした。
こんなはずでは… と、思ったかどうかはもう忘れましたが、小さな工事であっても、現地の確認・測量・工事の発注・地元調整・請負業者との打ち合わせ・計画の修正・竣工検査等々、多くの業務が必要であり、小さな工事であるからこそ担当(監督員)としての裁量が試されるやりがいのある仕事でした。
入庁7年目の現在は本庁の道路整備課へ配属になり、サイクリング事業の担当をさせていただくことになりました。事業の進行管理や予算の管理に加え、サイクリングマップの作成や協力店の募集等、ソフト面についても業務を行っており、岡山県のサイクリング環境の整備に担当として貢献できることに責任とやりがいを感じています。
このように「土木職」ではありますがその内容は多岐にわたり、その大小に関わらず様々な経験を積むことができるのがこの仕事の魅力です。
岡山県を自分の力で変えたい!様々な経験を積んで自分の能力を高めたい!というあなたにぴったりの仕事です!
土木部河川課 小川さん【入庁11年目(R元年6月時点)】
ダムを見に行きませんか?
今年から今の職場で、大雨や台風で発生する洪水に備え、下流域を守るため、ダムがその機能を発揮できるように管理を行っています。また、県民の方にダムの役割をもっと知ってもらいたい、ダムへの親しみを持ってもらいたいという思いから、なにかできないかと日々思案しています。(ダムカードみたいな)
そんな私は昨年、岡山県では働いておらず、福島県に派遣され、東北地方太平洋沖地震に伴う津波により被災した海岸の復旧工事に携わっていました。自ら志願して派遣されました。
なぜ志願したか、簡単に言ってしまうと、「観てみたかった」「体感してみたかった」からです。
被災当時の話、大規模な海岸堤防工事、戻りつつある街や元どおりになることが難しい状況、いろいろなことを見聞きし経験でき本当に良かったです。また、微力ながら福島県の復旧・復興に携われたことを誇りに思っています。
・・・とえらそうなことを書いていますが、大学では火星のマントルの研究をしてました。そんな土木技術ゼロからスタートしたやつでもなんとかなります。
いろいろなことにチャレンジできる県職員、できたものが目に見える土木、
おもしろいですよ!
備前県民局建設部東備地域工務課 井原さん【入庁4年目(H30年3月時点)】
私が県職員を志望した理由の一つは、幅広い社会基盤整備に関わることができると思ったからです。
土木職でよく携わるのは道路と河川の整備ですが、岡山県は瀬戸内海にも面しているため港湾や海岸の整備もしています。
また最近ダムカードで話題のダムの整備も行っており、様々な経験ができるところが県の土木職員の魅力だと思います。
土木という職種は、皆さんのイメージどおりヘルメットを被って、工事現場に監督業務に行くことも多いです。
しかし、工事を発注するまでにも、コンサルタントの方との計画や設計の打合せ、また県民の方への説明など、その業務内容は多様です。
4年目の今でも学ぶことの多い毎日に、とてもやりがいを感じています。
ちなみに、“県の土木職員がどんな仕事をしているのか”まだイマイチわからない!という方には、岡山県土木部のFacebookをおすすめします。
工事現場や日々の仕事内容について、写真付きで先輩職員がわかりやすく紹介しています。
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