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世界エイズデーについて

印刷ページ表示 ページ番号:0820078 2024年4月1日更新疾病感染症対策課

12月1日は世界エイズデーです!

世界エイズデーは、世界レベルでのエイズまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消等を図ることを目的に、WHO(世界保健機関)が1988年に制定したもので、毎年12月1日を中心に、世界各国でエイズに関する啓発活動が行われています。
本年度のキャンペーンテーマは「あなたが変わればエイズのイメージが変わる。Update HIV!」です。
このレッドリボンがエイズのために使われ始めたのは、エイズが社会的な問題となりつつあった30 年前のアメリカです。1991 年にニューヨークの芸術家たちが、エイズで亡くなった仲間に対する追悼の気持ちとエイズに苦しむ人々への理解と支援の意思を表明するため、レッドリボンをシンボルとする運動を始めました。
(※詳細は、Api-Netエイズ予防情報ネットを参照ください。)
本県でも世界エイズデーを中心に、HIV/エイズに関する検査や治療、支援などの正しい知識の普及啓発活動や、一部保健所、支所で夜間検査を実施します。
世界エイズデー

HIVとエイズ(AIDS)

HIV(注1)はウイルスの名前で、エイズ(注2)は病気の名前です。
HIV感染は体の中にHIVが存在している状態をいいます。HIVに感染して2~4週間経過すると、発熱、咽頭痛、筋肉痛など、インフルエンザ様の症状が出ることがありますが、これらの症状は多くの場合、自然に消えます。また、症状自体が無症状の場合もあります。 その後、自覚症状のない時期が通常は数年続きますが、HIVによってその間にも病気と闘う免疫力の低下が進行します。体の免疫力が低下し、本来なら、自分の力で抑えることのできる病気を発症する (日和見感染)ようになってしまします。免疫力が落ちることで発症する疾患のうち、代表的な23の疾患 (カンジダ症、ニューモシスティス肺炎など)を発症すると、エイズ発症と診断されます。 ただし、その場合も合併症の治療を行い、また、HIV感染の治療により免疫力を回復させることができます。
★現在、HIV感染症は「死の病」ではなく、コントロール可能な「慢性疾患」と考えられるようになっています。また、エイズ発症前にHIV感染を発見できれば、エイズ発症を予防できるようになってきており、このことから、HIV感染の早期発見がますます重要となっています。

注1 HIV(Human Immunodeficiency Virus):ヒト免疫不全ウイルス
注2 エイズ:Acquired Immune Deficiency Syndromeの頭文字をとったもの(AIDS)、後天性免疫不全症候群