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森林研究所で見ることができる鳥類(メジロ)

印刷ページ表示 ページ番号:0905681 2024年4月25日更新森林研究所

 

メジロ(鳥類)の紹介

 

 今回は、メジロについて紹介します。

 

 メジロはメジロ科メジロ属に分類されます。全長12cmで、黄緑色で名前のとおり目の周りが白いことが特徴です。

 東アジアの温帯から亜熱帯に分布し、日本全土で見ることができます。中部地方以北では漂鳥(渡り鳥)ですが、以南では留鳥として生活しています。

 平地の庭園から山地の林内まで広く生息しており、昆虫類やクモ類、木の実等を食します。

 雌雄はほとんど同色で、上面が黄緑色をしており、喉は黄色く腹部まで細く伸びています。オスはこの特徴が明瞭だそうです。

 鳴き声は「チィー」や「チィチィチューチュルル」と聞こえ、複雑な発声を行っています。

 メジロは花蜜が大好物で、写真4のように多くの花を吸う様子が確認できます。春にはウメやサクラ、ツバキなどの花蜜を、秋から冬には木の実を好むようで、特にカキが好物のようです。

 当研究所にはこうした植物が存在するので、一年を通して可愛らしいメジロの姿を見ることができるかもしれません。

 木の実をついばむメジロ(夏) 好物のカキを食べるメジロ 
      写真1 木の実をついばむメジロ(夏)       写真2 好物のカキを食べるメジロ

 ウメに乗るメジロ ウメの花蜜を吸うメジロ
      写真3 ウメに乗るメジロ        写真4 ウメの花蜜を吸うメジロ

 木の実をついばむメジロ(冬)
     写真5 木の実をついばむメジロ(冬)

(写真1は2023年9月6日に、写真2は2021年10月26日に、写真3・写真4は2024年3月17日に、写真5は2024年3月4日にそれぞれ森林研究所内にて岡田容子氏が撮影)

 

 ぜひ、身近な自然を観察してみてください。

 

(出典)叶内(2020)フィールド図鑑 日本の野鳥 第2版.文一総合出版.p316-317.

    中野(2017)季節とフィールドから鳥が見つかる 1年で240種の鳥と出会う.文一総合出版.p15.

    浜口ら(1993)日本の野鳥 第2版.山と渓谷社.p496.

    小林(1992)原色日本鳥類図鑑.保育社.p23.