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市販薬のオーバードーズ(過剰摂取)について

印刷ページ表示 ページ番号:0911506 2024年4月1日更新医薬安全課

1 市販薬のオーバードーズ(過剰摂取)とは?

 薬局やドラッグストアで購入できる風邪薬や咳止めなどを決められた用量を守らずに大量・頻回に服用することです。
 服用を繰り返すうちにそれまでの量では効かなくなり、オーバードーズにつながるおそれがあります。
 さらに服用を続け、薬に依存してしまうと、やめたくても自力ではやめられなくなることがあります。
 オーバードーズの影響で肝障害が起こったり、最悪の場合は心肺停止で死亡したりする場合もあります。

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2 オーバードーズの背景

 10代・20代の若い世代を中心にオーバードーズが増加しており、従来の違法薬物と比較して、女性が多く、非行歴が少ないなどの特徴があるとされています。

 背景には、家庭や学校等で感じている「つらい気持ち」があり、それを和らげるために市販薬に頼ってしまうことが考えられます。

 いじめや虐待、親との関係が悪い、学校での孤立など、オーバードーズの裏には深刻な問題が潜んでいる場合もあります。

【参考】「教えて!日医君!絶対ダメ‼オーバードーズ」(公益社団法人日本医師会作成)

3 一人で抱え込まずご相談ください。

 市販薬のオーバードーズがやめられない方は、一人で抱え込まずご相談ください。
 また、ご家族の方も、本人が何に悩んでいるのかを探り、一緒につらい気持ちに向き合う姿勢を示すことが必要ですが、自分たちだけで解決しようとしてうまくいかず、こじれてしまうこともあります。
 まずは、医療機関、精神保健福祉センター、保健所等に相談し、専門家のアドバイスを得ることが大事です。

 薬局やドラッグストアでは、薬剤師や登録販売者が、症状などを確認したり、薬の注意事項についての情報提供を行っています。
 薬剤師や登録販売者の説明をよく聞き、また添付文書をよく読んで、医薬品を正しく使いましょう。

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4 ご家族の薬物問題でお困りの方へ(家族読本)

 薬物依存症からの回復には長い時間がかかります。ご家族だけでなく知人・友人・パートナーなど身近なの方の薬物依存症問題でお困りの方・薬物依存症問題にかかわる方に薬物依存症に関する知識と理解を深めていただくための冊子です。また、国民の皆さまにも薬物依存症に関する知識と理解を深めていただける内容です。

5 相談先

相談の費用はかかりません。
相談内容については必ず秘密を守ります。

 

◎岡山県覚醒剤等薬物乱用対策推進本部(岡山県保健医療部医薬安全課内)

 相談時間:月~金(祝日、年末年始は除く)8時30分~17時15分​

 薬物についての相談:086-226-7341

 医薬品の適正使用についての相談:086ー226-7340

 県下各保健所でも相談をうけています。→ 各保健所相談先

◎岡山県精神保健福祉センター(岡山市外の方)​

 相談時間:月~金(祝日、年末年始は除く)9時30分~12時00分、13時00分~16時00分

 薬物依存症でお困りの方:086-201-0828

 こころの健康等の相談:086-201-0850

 

◎岡山市こころの健康センター(岡山市内の方)​

 相談時間:月~金(祝日、年末年始は除く)9時30分~12時00分、13時00分~16時00分

 依存症やこころの健康等の相談:086-803-1274

 

◎地方独立行政法人岡山県精神科医療センター​

 相談時間:月~金(祝日、年末年始は除く)9時00分~16時30分

 薬物依存の治療相談:086-225-3821

 

◎岡山県青少年総合相談センター

 相談時間:8時30分~21時30分 (年中無休(年末年始を除く)

 家族、学校、職場で感じているつらい気持ちなど青少年(~39歳まで)に関する相談:086-224-7110

 

 

【参考】