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先輩職員の声(少年育成官)

少年の健全育成を目的とし、酒や煙草、悪質なインターネットサイト、各種犯罪等の有害環境の影響から少年を守るために少年補導等の活動をしています。

少年補導員

少年育成官を目指したきっかけ

大学・大学院で心理学を学んでいたとき、ボランティア活動を通じて、悩みや問題を抱える少年と関わることがあり、自分の知識を活かして、少年の助けとなる仕事を したいと考えるようになりました。

そんなとき、「少年育成官」という職種があることを知り、この道に進むことを決意 しました。

現在の業務内容

少年補導員     少年補導員

少年相談、継続補導、被害少年の保護、街頭補導活動等の少年警察活動を行っています。

Q. 少年相談とは?
A. 少年や保護者の方から寄せられる、非行やいじめ、学校問題等についての相談を「ヤングテレホン・いじめ110番」や「ヤングメール」により、24時間体制で受理しており、相談者に寄り添って指導・助言しています。

Q. 街頭補導活動で気を付けていることは?
A. 単に不良行為を行っている少年を見つけて注意するだけでなく、その行為の背景にあるものを探し出すつもりで、ときに優しく、ときに厳しく丁寧に声掛けすることを 心掛けています。

Q. 継続補導とは?
A. 継続補導とは、少年相談や街頭補導の際に関わった少年の保護者の申出に応じて面接を行い、指導、助言をしたり、立ち直り支援活動を行うほか、いじめや犯罪の被害に遭った少年のカウンセリングを行う活動です。

    継続補導の中では、特に再非行防止のための活動に力を入れており、少年の自己肯定感を高めたり、親子関係の修復を図るために、少年や保護者と一緒に農業体験やスポーツ活動等を行っています。

  少年警察活動は、個々の少年の特性に応じた方法により、継続的に行うことが必要なので、どの活動においても学校や教育委員会、児童相談所を始めとした各関係機関や警察ボランティアの方々等と密接な連携を取って、対応しています。

少年補導員 農業体験の様子     少年補導員 スポーツ活動の様子

主な一日のスケジュール

 
時間 業務内容
 8時30分~10時30分 報告書作成
10時30分~12時00分 少年相談、継続補導(少年との面談等)
12時00分~13時00分 休憩
13時00分~15時00分 少年相談、継続補導(少年との面談等)
15時00分~16時30分 街頭補導活動
16時30分~17時15分 報告書作成

少年補導員 電話相談窓口     少年補導員 補導活動中の様子

仕事にやりがいを感じた瞬間を教えてください

少年育成官になって間もない頃、「リストカットが止められない」という悩みを持つ少年と出会いました。

数十回にも及ぶ継続的な面談の結果、家庭環境の問題がいくつも浮かび上がり、少年が悩み、苦しんでいることが分かりました。

医療機関とも協力しながら、少年の気持ちに寄り添い続け、「かけがえのない自分を大切に」という言葉を何度も繰り返し伝え続けました。

最終的に、少年は心の安定を取り戻し、リストカットをしなくなりました。

そして支援終了の日、少年から「出会ってくれてありがとう。かけがえのない自分を大切にするよ」という手紙を貰いました。

少年にどのように接したら良いのか、手探り状態で支援を行っていましたが、私の気持ちが少年に伝わっていたことがわかり、少年育成官を続けていくことの大きな自信を得ることができたことを、今でもよく覚えています。

これから少年育成官を目指す方へ

日々の業務のなかで、少年が嬉しそうな顔を見せたり、少年から「ありがとう」 と言われると、この仕事をしていて良かったと感じます。

私たちと一緒に、未来への一歩を踏み出す少年たちの手助けをしてみませんか。

少年育成官の募集申し込みについて

※ 現在は募集していません。