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テーマ展「学び、つながる江戸時代の人びと」
閑谷学校(備前市)は百姓や町人に開かれた、江戸時代の代表的な学びの場です。この時代には、武士だけではない幅広い人びとの学ぶ場が各地にでき、読み書きそろばんをはじめ、さまざまな学びが行われました。そのなかで、各地へ飛び出し、出会いと交流を重ねて学びを深めていく人物も現れました。
今回は、そのなかから古川古松軒*や武元登々庵**など、全国的に知られる岡山の人物をご紹介します。彼らが記した資料を読み解くと、人びとの学びを通じたつながりが見えてきます。
*古川古松軒 一七二六年、備中国新本村(総社市)に生まれた地理学者です。各地へ旅に出かけたことで知られ、寛政の改革を行った松平定信にも面会しています。
**武元登々庵 一七六七年に生まれた漢詩人・書家・医者として知られます。備前国北方村(備前市)出身で、閑谷学校などで学び、歴史家・漢詩人などとして有名な頼山陽とも深く交流しました。
会期
令和7年5月11日(日曜日)~6月29日(日曜日)
開館時間
午前9時~午後18時
休館日
毎週月曜日
入館料
大人260円、65歳以上130円、高校生以下無料
会場
岡山県立博物館 2階展示室
主な展示資料
・絹本著色古川古松軒像 岡本豊彦筆 岡山県立博物館蔵(資料左)
・武元登々庵門人録 岡山県立博物館蔵(資料右)
関連行事
学芸員による展示解説
日時:5月17日(土曜日)
5月31日(土曜日)
6月14日(土曜日)
6月28日(土曜日)
各日午後2時~3時開催
会場:岡山県立博物館 2階展示室
その他:事前申込不要