本文
「チャレンジ!考古学教室-古代吉備文化財センターコース-」が始まりました!!
今年度からの新企画、「チャレンジ!考古学教室-古代吉備文化財センターコース-」が始まりました。募集人数10名のところ、名乗りを上げてくれたのは15名の歴史好き、考古学に興味を持っている高校生たち。
第1回目の6月28日(土曜日)は、ガイダンスとして、岡山県の埋蔵文化財についての説明や、当センター施設内のバックヤードツアーとともに業務の説明を行いました。土器の接合作業の体験も行い、高校生たちは熱心にメモを取ったり、作業に取り組んでいました。
<写真>ガイダンスの様子。このあと、職員も高校生も自己紹介をしました。
<写真>バックヤードツアーをしながら、当センターでの業務の説明をしました。
<写真>土器の接合作業を体験。
第2回目の7月5日(土曜日)は、実際の業務をみっちりと体験してもらいました。
午前は、酒津遺跡から出土した泥だらけの土器を洗ったり、ただいま発掘調査中の史跡備中国分尼寺跡などから出土した軒丸瓦の拓本を取る作業を行いました。
土器洗いは、土器を観察するために付着した汚れを落とし、次の接合作業を効率よく実施するために、とても大切な作業です。職員の説明を聞いて作業開始。土器のわずかな窪みに入り込んだ汚れを落とすのに苦戦していましたが、きれいになると、自分が洗った土器の形や文様がわかるようになって、達成感を感じてもらえたようです。
拓本作業は、遺物表面の文様などの痕跡を墨で紙に転写する作業です。職員の実演とともに、画仙紙を破らないように慎重に作業を進めていました。皆さん、きれいに文様が浮かび上がっていたようです。
午後からは、7月26日(土曜日)に行う展示解説に向けて勉強会を行いました。どの展示品について、どのような解説を行うのかを、職員たちと相談しながら決めていきました。
<写真>土器洗いに挑戦。
<写真>拓本完成!軒丸瓦の蓮華文がきれいに取れました。
<写真>午後からは展示品についての勉強会。
今コース最終回の7月26日(土曜日)は、いよいよ高校生たちによる展示解説です!当センター1階展示室にて14時から15時の間に、開催します!
高校生の熱い解説を聴きに、お誘いあわせの上、ぜひともご来館ください!参加・入館料は無料、申込み不要です。
チラシ「チャレンジ!考古学教室~高校生が展示解説にチャレンジ!~」 [PDFファイル/1.18MB]